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  9月 September ‐

3歳半の孫は、鋏で紙を切ることが大好きで、この日も新聞の折り込みちらしを切ってあそんでいました。
貴金属の広告に「立て詰めダイヤの指輪」の写真をみつけて、「きれい〜」というので、「それなら バアバもジイジにもらったのがあるよ」と、タンスの奥深くしまっていた、婚約指輪をひっぱりだしてきました。

あまり実用的ではないそれは、すっかりタンスの肥やしになっており、たまに(約30年で3回くらい)紅白の箱を開けて「見た」事があるくらいで、あの震災の時も、貴重品リストから完璧に忘れられて、タンスの引きだしで、じっと救出を待っていたくらいの、馴染みの薄い代物になっていました。

久々に手に取ると、思っていたより小さく感じ、ふと「なんか、小さいわ・・・あんまり輝いてないし・・・」と一人ごちたら、すかさず「そんなん言うたらだめやん、ジイジにもらったのにだめやん」と。

子供心に、大好きなジイジがせっかくくれた物に、文句をいう事はよろしくないと思ったのでしょう、「ごめんごめん、そうやね、ジイジに悪いね」と謝りました。
負うた子に教えられ・・というか、こんな幼児にでもそんな発想があるのかと。この子に限らず、子供は大人が思っている以上に感性が豊かで敏感なのです。

親から子供への、信じられないような「虐待行為」、最も信頼し安心し、愛してもらうべき人から受ける、理不尽な精神的、肉体的暴力が、どれだけ心に傷を残すか。
報道を見聞きするたび、言いようのない怒りと悲しみを覚えるのは、私だけではないでしょう。
自浄能力を望めないのなら、子供に関わる全ての大人たちの力で、一日でも早く、一人でも多くの子供が救われることを願ってやみません。

              KON
































 
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