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  7月  ―July


《宝塚の魅力》

 平成15年4月7日に宝塚ファミリーランドが閉園してから6年が経ちました。宝塚大橋を渡ると聞こえてきた子どもたちの歓声、ジェットコースターが「ガタガタガタ」という音をたてて駆け抜けていったのが懐かしい。ファミリーランドの跡地には高層マンションや私立の学校などが建てられ、道路から見る限り、当時を偲ばせるものは遊園地内にあったスロープやメリーゴーランドだけとなってしまいました。

 かつて宝塚ファミリーランドの東側に映画撮影所があったのをご存知でしょうか。当時としては西日本最大の映画撮影所と言われた宝塚映画製作所です。ドラえもんのイベント会場と言ったほうがわかりやすいかもしれませんね。この撮影所で、小津安二郎監督の「小早川家の秋」、林芙美子原作の「放浪記」、加山雄三主演の「若大将シリーズ」など176本の劇場映画が撮影されました。三船敏郎、美空ひばり、八千草薫、森繁久弥、原節子など多くの俳優さんたちが宝塚を訪れました。劇場映画は昭和53年が最後になりましたが、テレビ映画は3200本ほど撮影されています。「怪人二十面相」、「ズッコケ三人組」などは最近ケーブルテレビでも放映されました。画面には阪急電車とともに宝塚のあちらこちらがよく登場しました。ロケの現場に出会った人がいるかも知れませんね。実はその頃の私、自転車を漕いでよくロケ現場を探索に出かけていました。

 宝塚と言えば、宝塚歌劇、手塚治虫などがあげられますが、宝塚の映画文化は意外に知られていないように思います。宝塚の大きな魅力のひとつとして大いにアピールできるのではないでしょうか。秋には、今年で10回目を迎える宝塚映画祭がソリオホール、シネピピアで開催されます。一度足を運ばれてみてはいかがでしょうか。

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